2022年10月15日からNetflixで配信されている宮中奮闘記『シュルプ』ー。
ブッラックコメディ要素もあり、なかなか序盤から面白いです!
本作が実在する人物なのか、実話なのか、そしてタイトルの意味が気になるところ。
本記事はこんな疑問をお持ちの方向け!▼
実在する人物なのか?
実話なのか?
モデルは誰?
タイトルの意味って何?
Netflix『シュルプ』実在した?
出典元:https://www.xportsnews.com
調査してみましたが、実在するという情報はありませんでした。
本作はフィクションで仮想の時代設定で作られている作品のようです。
キム・ヘスが中殿、内名婦人の首長「イム・ファリョン」を演じています。
時代は朝鮮、浮気する王(公式的ですが)とトラブルメーカー王子たちの母親であり王妃。
姑ともウマが合わず・・・(教育熱心なのに対してファリョンはそこまでの熱量はなく)
毎日毎日、悩みが絶えず、いつしか子供中心の媽媽(ママ)に!(笑)
宮中のママたちの子供への愛、欲望、教育、そして女たちの競争などが題材となっています。




ファリョン王妃は実在しない!イ・ホという王は実在!
出典元:TRILL
時代背景などは仮想設定なフュージョン史劇なので、実在する王妃でもなければ、実話でもないのですが・・・!
実は、イ・ホという王は実在しているんです♪
参考までに、イ・ホという2人の王についてご紹介したいと思います!
朝鮮王朝12代仁宗(イホ)
- 王朝:李朝
- 在位期間:1544年11月28日〜1545年8月8日
- 家系:父(第11代王・中宗)、母(章敬王后)、妻(仁聖王后と淑嬪尹氏)、異母弟(第13代王・明宗)
- 子:いずれの王妃との間に子供はない
- 性格:王の中で元も親孝行した人物、お人好し
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王と章敬王后との間に生まれたイホだったが、生まれて間もなく章敬王后が亡くなり、次の王室文定王后に育てられる。
実の子を世子にしたい願望から宮殿に火をつけられ、イホは自ら死を選ぶも救出された。
その後仁宗として即位。
病弱だった仁宗は在位期間が8ヶ月と最も短かった。
朝鮮王朝17代孝宗(イホ)
- 王朝:李朝
- 在位期間:1649年6月17日〜1659年6月23日
- 家系:父(第16代王・仁祖)、母(仁烈王后)、妻(仁宣王后、安嬪李子他)
- 子:第18代王。顕宗(ヒョンジョン)他
- 性格:ちょっと頼りない。
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兄は昭顕世子で、朝鮮が後金との戦に敗北し人質になり、帰国後謎の死を遂げる。
弟だったイホが世子となる。
2人の王を比較してみると、子供がいた朝鮮王朝17代孝宗(イホ)がモデルとなっているのかもしれませんね?
・・・ということは王室の仁宣王后(インソンワンフ)がファリョンのモデルなのでしょうか。




仁宣王后張氏はどんな人物?
出典元:Yahooニュース
ここでは、仁宣王后(インソンワンフ)はどんな人物だったのか見ていこうと思います!
仁宣王后(インソンワンフ)はどんな人物?
- 出生:1619年2月9日
- 死去:1674年3月19日
- 子供:7女1男 (長男:顕宗)
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王の孝宗とは考えなどが似ていて、歴代朝鮮時代の中でも夫婦の仲が良かったとされている。
息子が18代王になると、姑としてかなり口出しをしていたんだとか。
息子嫁の明聖王后は気が強い性格だったも、姑の前では静かだったそう(笑)
結構、強い性格だったような印象を受けますよね。
しかし、王を支えようと宮中の規律を正したり、質素な生活をするなどして出費を抑えたり堅実な面もありました。
儒教の考え方を大事にしている王妃でした。




ファリョンは実在している王妃ではないので正確なことは分からないですが、「気の強い」ところは少し似ているような気がしますね♡
廃妃ユンやチョンヒョン王后に似ているとも言われている?
ネット上では、廃妃ユン氏やチャンヒョン王后とも似ていると言われていました♪
どんな人物だったのか少し見てみましょう!
廃妃ユン氏
- 出生:1455年7月15日
- 死去:1482年8月29日
- 家族:父(尹起畎)、母(申氏)、夫(成宗)
- 子供:燕山君
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李氏朝鮮時代で生前に廃妃になった。
嫉妬深い性格で王の女性関係に悩む。
王は貴人厳氏(オム氏)と鄭氏(チョン氏)がお気に入りで、ユン氏(斉献王后)とは仲が悪かった。
オム氏らは王の母である仁粋大妃に悪口を言っていたとか・・・。
妻が「嫉妬」したとして成宗は王后を廃位させ、王室を追い出された。
確か、『シュルプ』序盤で王が他の後宮と一緒にいる様子も描かれていましたよね^^
ファリョン王妃が嫉妬しているような様子もありましたので、似ているような気も・・・!?
チャンヒョン王后
- 出生:1462年7月21日
- 死去:1530年9月13日
- 家族:父(尹壕)、母(延安府夫人田氏)、夫(成宗)
- 子供:中宗
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ユン氏が排除され、成宗の3番目の王妃となった。
廃妃ユン氏に代わって、育ての親となった貞顕王后(チャンヒョン)。
ファニョンの二男ソンナム君が、王宮の外で育ったというシーンがありましたよね。
出生の秘密があるようでした。
もしかしたら、チャンヒョン王后の生い立ちからヒントをもらったとか・・・?




そして、あらゆる時代の母としての姿が合わさって、「ファリョン王妃」という人物像ができたのだと思います♡
Netflix『シュルプ』タイトルの意味とは?
タイトルとなっている『シュルプ』ー。
果たしてどんな意味があるのでしょうか?
英語訳も併せてご紹介していこうと思います♪
ポスターにもあるので、コレは意味が深いんだろうなと予想しています・・・!
それでは早速、いってみましょう〜。
『シュルプ』の意味紹介!
『シュルプ』(슈룹)は韓国語で「傘」を意味します。
英題は「Under the Queen's Umbrella」ー。
第3話では、ケソン大君の秘密を知ったファリョン王妃が、特別な場所で特別な思い出を作ってくれたシーンがありました。
母が大事な息子が冷たい雨に濡れないよう息子に傘をさしてあげる・・・。
自分が濡れることは厭わない母の姿。
まさに、どんな時代でも見る「母」と「子」の関係を表しているような♡
コレはきっと、母が身を削ってでも息子たちを守ると言った意味がこの「傘」に込められているのではないかと思います♪




まとめ
◆配信開始
Netflixシリーズ『シュルプ』 (韓国)『未成年裁判』のキム・ヘス主演。
舞台は李氏朝鮮の宮廷。トラブルメーカーの息子たちと、国王の座を狙うライバルの策略。未来の朝鮮王を育てるべく奮闘する王妃の姿を描く。#シュルプ pic.twitter.com/PcCFSMHnVW— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 15, 2022
以上、Netflixで配信中『シュルプ』の王妃が実在するのか、実話なのか、そしてタイトルの意味をご紹介しました!
実話ではなく、ファリョン王妃も実在はしていませんでしたが、歴史上の人物と照らし合わせて見ることで少し似ている部分もありましたよね♪
そして、タイトルの『シュルプ』には「傘」という意味が!
子供を必死に守るため奮闘する母ファリョンが子供のために「傘」をさす姿、すごく印象的でした。
まだ見ていないという方はぜひ、Netflixでご覧ください♪
シュルプのあらすじ、キャスト紹介はコチラから!
また、シュルプ内で使用されている用語・言葉はこちらで解説しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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