感想・考察

韓国映画『声もなく』ネタバレあらすじと感想!韓国ノワールの凄さを見た。

2023年9月14日

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韓国映画 声もなく ネタバレ 感想

ユアイン主演の韓国映画『声もなく』を視聴しました!

闇の仕事をする口がきけない青年×両親に身代金払ってもらえない少女の切ないサスペンス物語!

韓国社会で生きる「声なき」人々の孤独が映し出されています。

新人監督にしながら、韓国で最も権威ある青龍新人監督賞を受賞するなど才能を発揮した作品。

今回はあらすじネタバレと、私の個人的な感想やSNSでの反応をお伝えしていこうと思います。

それでは早速、ご覧ください♪

この記事で分かること

韓国映画『声もなく』のあらすじネタバレ

個人的感想

SNSでの口コミ

 

 

※ネタバレ含みますのでご注意ください※

 

 

韓国映画『声もなく』あらすじネタバレ!

貧困格差や家父長制といった韓国の社会問題に切り込み、先の読めない展開で引きつけられました。

青龍映画賞、百想芸術大賞5冠受賞した超話題作なのも納得◎

それではあらすじネタバレ見ていきましょう!

 

口のきけないテインと足が悪いチャンボクが誘拐

 

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テイン(ユアイン)とチャンボク(ユ・ジェミョン)は卵の移動販売をし、裏では犯罪組織の下請けで死体処理の仕事をしていました。

そんなある日、犯罪組織のトップであるヨンソクから預かってほしいと言われます。

チャンボクはそれは自分らの仕事ではないと断るのですが、1日だけ・・・と念押しされ渋々引き受けます。

目的地に向かうと、そこにはウサギのお面をつけた女の子の姿が。

まさかの子供だったことに驚きを隠せず、電話で猛抗議。

誘拐犯によると間違えて弟ではなく姉を誘拐してしまい、父親が身代金を払うのを渋っていると・・・。

 

チェヒがテインの家へ

テインに女の子を家に連れて行くよう指示するチャンボク。

森の中にひっそりとあるボロボロの家に連れて帰ります。

するとそこにはもう一人女の子の姿が。

その子はテインの妹のムンジュで、誘拐された女の子の名前はチェヒ。

ムンジュとチェヒに食事を与え、眠りにつく3人なのでした。

 

チェヒの身代金が支払われない・・・!

翌日、テインはチェヒを仕事場に連れていきます。

組織トップのヨンソクは宙づりにされ、何か悪いことをしてしまった様子でした。

ヨンソクはそのまま死体となって、テインらに埋められてしまいます。

少女をどうすればいいか分からなかったチャンボクとテイン。

実際の誘拐犯たちと接触しても、彼女を引き取って欲しければ身代金をもらうか、自分たちでなんとかお金を作れと言われてしまいます。

誘拐犯たちはチェヒに手紙を書かせ渡します。

しかし、身代金は一向に支払われず・・・。

 

擬似家族

チェヒは、部屋を綺麗にし、ムンジュへ服のたたみ方を教えます。

テインが買ってきた餃子を、まるで家族かのように、3人で食べるのでした。

不思議と和やかなムードで過ごすチェヒたち。

 

するとチャンボクが現れ、みんなでポラロイドカメラで写真を撮ります。

身代金を要求するため、チェヒ一人の写真も別で撮影。

笑顔のチェヒに、「もう少し悲しそうにして」と言うチャンボクなのでした。

 

チャンボクが身代金受け取りに関わる!

チャンボクが身代金の受け取りに関わることになります。

時間通りに金を届けられなければ、養鶏所へチェヒを連れて行くよう指示されていたテイン。

チャンボクは指示された場所へ行き、青い帽子の男性を待ちます。

チェヒの父親とみられる男性の後を追うのですが、警察に怯えているチャンボクは焦ってしまい階段を踏み外してしまうのでした。

頭を打ったチャンボクは動けなくなり、テインに連絡ができず、計画は失敗に終わってしまいます・・・。

 

チェヒが養鶏所へ

チャンボクとの約束どおりに、チェヒを養鶏所へ連れていきます。

そこには子供らがいるのですが、何やら変な液体を飲まされ様子がおかしいのです。

「帰れ」と言われるもなかなかそこの場所を離れないテイン。

チェヒは不安そうにしながらテインを見つめます。

チェヒも同じように何かを飲まされ、ぐったりとして行くのでした・・・。

 

チェヒが洗ってくれた部屋にかけてあるスーツを見つけたテイン。

スーツを身にまとい、自転車でチェヒの乗っている車を追いかけ、チェヒを取り戻します!

手を振り払いつつも、テインとムンジュの元へ帰ったのでした。

 

逃げるチェヒ

家に鍵がかけられていないため、チェヒは夜にひっそりと逃げ出します。

自転車に乗っていたおじさんを見かけ、助けを求めます。

警察はどこか聞くと、おじさんは警察官と名乗り、チェヒの腕を掴むのでした。

そのおじさんは本当に警察官だったのですが、恐怖心から手を振り払い、再び走るチェヒ。

そんなチェヒに姿を見つけたテイン。

しかし、テインは手を差し出すこともなく、佇んでいました。

 

チェヒがテインの手を引っ張り、家へ戻るのでした。

 

女性警官がチェヒの行方を捜す

女性警官は先ほどのおじさんの職場の部下。

女の子の捜索を頼まれ、周辺をあたっていました。

テインの家を見つけ、話しかけます。

妹の他に女の子がいたことを不審に思った警察官

テインは警察官に襲いかかり、動けない状態にしてしまういます。

それを見ていたチョヒがシャベルを持ってきて、3人で庭に埋めたのでした。

 

誘拐犯がテインの元へ

チェヒの荷物をまとめ、妹を家に残し、家を出るチェヒとテイン。

その頃、誘拐犯がテインの家を見つけ家を探り始めます。

庭に埋めていた死体が動き、しかも警察官だったと言う事実に大慌て。

誘拐犯らは、去って行くのでした。

 

チェヒを学校へ送り届ける

家を出たチェヒとテインはバスに乗り、チェヒの学校へ送り届けます

学校の入り口からチェヒを見守るテイン。

チェヒは先生の元へ向かい、先生はテインを見つめます。

先生がテインが誰なのかチェヒに尋ねると、耳元で囁きます。

すると、誘拐犯だから捕まえてと言う声が響き、テインは逃走・・・。

テインはスーツを脱ぎ捨てたのでした。

 

 

韓国映画『声もなく』感想!

 

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めっちゃシュールなノワール映画でした◎

口がきけないテインとチャンボクの裏の仕事、のどかな風景、ちょっと笑える面白さとヒューマン感。

序盤の裏仕事を淡々とこなしているテインたち。

そこには、犯罪と隣り合わせとなっている貧しい人々の生活があります。

交わらないような事柄が、絶妙に合わさって、面白く仕上がっていた作品だったように思います。

善と悪の区別がつかなくなる、もはや感覚麻痺に・・・!

(誘拐や人身売買などが描かれているのに)

 

そしてテイン演じるユ・アインのセリフが一切ない演技に引き込まれましたね。

彼の表情は行動で、画面越しに伝わるものがありました。

テインとチェヒの関係性は、開かれた結末に。

 

社会から見放されたテインはチェヒにどこか安心感を感じていたのではないでしょうか。

また、チェヒはミ父親に見捨てられてしまった状況の中で、ちょっと変わった擬似家族の思い出の中に小さな幸せを見つけたのだと・・・。

 

SNSでの評価は?

まさにここにユ・アインあり、と言わしめる彼の堂々たる演技を堪能。 それが家族なのか他人なのか誰にも分からない関係性が築くキラキラした時間と、すぐ背中合わせにある裏社会の絶妙なバランスに心をかき乱される。傑作。

のどかな日常のすぐ隣に犯罪があり、善悪が入り混じった人物たちはどこかコミカル。ラストのテインの表情がやるせなく、余韻でしばらく動けなかった。

口のきけない男と片足の不自由な男は卵を売り、裏で犯罪組織の死体処理…11歳の誘拐少女を預かる…身代金渋る父親、達観した少女…男尊女卑、格差、障がい、人身売買、闇社会…善悪が混濁するコミカルアイロニカルなトーン。美しい映像と演技で綴り、切ない余韻残す秀作

ピンクの夕焼けや疑似家族の僅かな幸せの裏に、ブラックユーモアに仕立てた日常的な裏社会の怖さと、11歳という絶妙な年齢で世渡りのすべを身に付けてる少女の賢さ。そして独り割り切れなかったテインの悲哀。単純な言葉では表しきれない苦さが残るのが堪らない。

SNSでの反応・評価はこんな感じでしたよ↑

視聴者の方からも愛される、「傑作」、「秀作」ということが分かりますよね◎

善悪の区別がつかなくなるくらい・・・心が締め付けられるシーンなんかも。

私も久しぶりに、いい映画に出会えました!

 

まとめ

韓国映画『声もなく』ネタバレあらすじと感想!韓国ノワールの凄さを見た!についてご紹介しました。

ヒット続きの韓国映画界を震撼させるような作品。

ユアインの声ない演技力、圧巻でした!

ネタバレあらすじや感想が、皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

まだ見ていないという方は、ぜひ映画をご覧くださいね♡
ゆんこり
ゆんこり
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韓ドラの日々|ゆんこり

韓ドラ歴18年目のアラサーオンマ♡ おすすめ韓国ドラマや恋リアをご紹介。 韓ドラ・K-POP・映画・食べ物などとにかく韓国好き! たまにドラマの絵を描いています。 お気軽にどうぞ〜♡

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